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秋の便り

2006-10-06

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前略

皆様いかがお過ごしですか。今日は、記事を書くにあたって和歌を一つ。

  秋来ぬと 目にはさやかに 見えねども
  風のおとにぞ おどろかれぬる

わたくしの、好きな歌の一つです。少し前、じゅんぺ~さんの日記でも取り上げられていましたね。

今回の日記は個人的な感傷だけで綴っておりますので、お時間のない方はスルーすることをお勧めします。正直申しまして、オチはありません。

さて、風の音にとりわけ敏感な訳ではありませんが、毎年、ふとした瞬間で
「ああ、秋が来た」
と感ずることがあります。それは、具体的に何がきっかけという訳でもなくて、本当に、唐突なのです。うまく説明することが出来ません。蜘蛛の糸に羽虫が突然引っかかるが如く、真実に唐突なのです。

そして、秋の訪れを感じると私は毎年、言われない不安と焦燥感、切なさと哀愁に苛まれることになるのです。

何故なのか。

それは私にも判りません。昨年も、同じようなことを記事に書きましたが(2005年9月5日の日記参照)、やはり今年になっても判らず仕舞いです。

ただ、敢えて言うのなら、望郷の念、そんなものが根底にあるのではないかという気がしています。私は、幼い頃から各地を転々としていたために、故郷と呼べるものを持っておりません。ですが、思春期を過ごしたアメリカには少なからぬ思い入れがあります。秋になると、そんなアメリカを思い出すのです。

雨上がりに露を含んだ枯葉
日本にも浸透しつつあるハロウィン装飾
高くなりつつある空
秋の夕暮れ
空気の匂い

そういうものが、折に触れて私の思春期の記憶を喚起させる。当然ですが、
「ああ、もう戻らない時間なのだな」
そのように思って、きゅっと胸を締め付けられるのだと思います。

まぁ、あの頃は、少なくとも今までの人生の中で一番充実していた頃でしたからね。思い出が沢山あるのです。

急に肌寒くなって、ピリッと空気が張り詰めるのが好きでした
木々が突然色づき、水彩を垂らしたように鮮やかなのが好きでした
林檎の白い花が散り、可愛らしい赤い実を発見するのが楽しみでした
毎年冬に向けてやってくる紅冠鳥やアオカケス、ツグミの訪れが楽しみでした

新学期が始まって友達に会えること
マーチングバンドが本格化し始めること
スーパーの前にオレンジ色のカボチャが山積みにされること
そのカボチャをくり貫いてjack'o lanternを作ること
落ち葉集めをしてハロウィン装飾に使うこと
町中が黒と橙に染まっていくこと
お菓子の匂いが家中に立ち込めること
そのうち人々が七面鳥を買いに走ること

一つ一つの記憶が大切で、愛おしくて、挙げていけばキリがない。

まぁ、言えることは、秋という季節独特の匂いが宜しくない。ということなのでしょう。秋の匂いは万国共通…かどうかは知りませんが、少なくともアメリカと日本とでは共通している気がします。私が突然、
「ああ、秋が来た」
と感ずるのは、匂いに因るところが大きいのだと思います。

そんな匂い如きのために突如とした記憶のフラッシュバックを経験し、その度情緒不安定にならなくてはいけないなんて、秋という奴も実に小憎らしいものです。





さぁ、だらだらと書いて参りましたが、皆様いよいよ
「オチは…?」
と思って苛立っておられることと思います。
しかし残念ながらオチはありません。笑。冒頭に書いた通りです。でも、敢えてオチを付けるとしたならば、今日は今年の「秋の訪れ」記念日ということなのです(私の主観的な記念日ですが)。今年は昨年より1月も遅いようです(当社比)。そんな、一月遅れの秋の訪れを祝して、今日のわたくしはブラウニーを焼いてみました。本当は、アップルサイダーとドーナッツでお祝いしたかったのですが、残念ながらこの界隈ではアップルサイダーが手に入らないのです。ブラウニーも美味しいので、結果オーライですけれどね!

昨夜から酷い豪雨ですが、お風邪を召されませぬよう皆様どうぞご自愛下さい。皆様にも秋の祝福がありますように。

                                                 早々


<編集後記?>
どんな締め方なんだと自分でも思いつつ。。
何か、最後の方キリスト教か何かみたいだよね?!!

ま、いいや。。。

以上
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コジロウさんのコメント

秋だねー

わかる~!あたしもドイツのときの思い出をフト思い出すときがあるよ。東京はイヤだ~と思いながら、早10年近く経ってしまったよ。だんだん東京に順応してきているし・・・笑
あと、誕生日おめでとうございます♪
これでユキカもオトナの仲間入りですな←?

じゅんぺ~さんのコメント

ふうむ。秋が来るとアメリカを思い出すというあたりは俺にはない感性だなあ。
俺はヘミングウェーやサリンジャーを読むにつけ、和洋の感性の隔たりは果てしないのではないかと思ってしまう。
秋という季節の繊細さはアメリカでも感受できるものなのだろうか。
いや、別にアメリカが嫌いな訳じゃないですよ。

ericaさんのコメント

>コジロウ
やった!賛同者だ☆
私はドイツは幼稚園の頃しかいなかったから、あんまり記憶にないのだけれど、ドイツはドイツで秋綺麗そうだよねぇ*^^* ドイツで覚えているのは、イースターとカーニバルかも。楽しかった…(結局楽しいことしか覚えていない)

そしてありがとう♡そうです、大人の仲間入りです(?)。


>じゅんぺ~さん
うーん、侘び寂び的な感覚はありませんけれど、アメリカにもアメリカなりの季節感はありますよ^^ といっても、国土の広い国なので、住む地域によって大分異なるのかもしれませんが。マンハッタンのような大都会と、私の住んでいたような田舎(?)とでも大分違うでしょうし。とりあえず、私の住んでいた地域では紅葉が非常に見事でした。それに加えて、秋から冬にかけてはイベントが目白押しなので、特に秋冬は子供心に印象的な季節だったのかもしれません。結局はお祭り好きなのですよ。笑。

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  • Author:erica/anego

  • 都内某大学法学部卒。
    弁護士目指して法律のお勉強中。もっともこのブログで法律に言及することは殆どありません。この場は基本的に、頭を使わない場として私の中で位置づけられているので、何かを主張するというよりは、備忘録的に日々の記録を展開しています(不定期更新)。こんな非生産的なブログですが、息抜きがてらに遊びにきて貰えれば幸いです。

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