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徹夜明けに後悔を叫んでみる

2006-08-14

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勉強疲れでふらふらと立ち寄ったtsutayaで昨日、とうとう「のだめカンタービレ」に手を出してしまいました。忙しいくせに、重症…。というか、うちの最寄のtsutaya、ブックレンタルなんてしてたんだ。(10へぇ)

それで、「のだめ」を読んでみたら過去の自分を不意に思い出してなんだかしょっぱくなりました。デトロイト時代の人はよくご存知だろうけれど、実は私、昔はピアノ少女だったのです。学校は普通の学校だったけれどね。帰宅したら宿題と眠る以外は基本的にピアノ。明けても暮れてもピアノという感じで。

まぁ、苦しいときもあったけれど、そういう生活が嫌ではなかったし、ピアノも好きだった。将来を強く意識していた訳ではないけれど、少なくとも自分の中では単なる「習い事」以上の存在で、当時の自分なりに真剣にピアノとは向き合ってきたつもり。そんな訳だから、当然他の「習い事」的にしかピアノに取り組んでなかった人たちとは練習時間にも雲泥の差があったし、その差が実力に反映されるのも無理からぬことだったのだけれど、そのお陰で嫌な思いも散々してきたのよねぇ。
「ねぇねぇ、ericaさんてピアノの練習、一日15時間もしているんですって?大変ねぇ クスクス」
なんて嫌味を言われることもしょっちゅう。大人からですよ、全く。大体、一日15時間も練習していたら私は一体いつ学校に行って、ご飯を食べて、睡眠時間をとればいいんじゃい。

あー…なんだか話が不愉快な方向へ行きそうだから話を元に戻しましょう。何だっけ?そうそう、何で「のだめ」を読んで昔の自分を思い出したかって話ね。

私の師事していた先生が、ハリセン先生や千秋くんに似ていたからかなぁ。顔が似てるとかじゃないですよ。笑。あの、厳しさというか何というか。も、とにかく厳しい。怖い。上の写真がその李民鉾(Li Minduo)先生なのですが、モスクワ音楽院出身ということもあってとにかく基礎にうるさいことこの上なし。
「erica!
ピアノを弾くときは指先に力デス!指先だけデス!手は卵型!!手首や腕に力を入れてはイケマセーン!はいっplay!!(←先生ちゃっかり私の手首を上からプレス。かつ、手首と腕に力が入っていないことを確認)」

人が心地よくショパン・ボレロのお花畑のようなシーンを弾いていようがお構いなく、どつく!椅子から突き落とす!怒鳴る!!

「ericaー!!
今の不愉快な音は何ですカー!!まるで猪が駆け回っているようデス!指はサラブレッドが駆け抜けるように!音は真珠のようにコロコロと粒が揃っていなければナリマセン! もう、ぜんっぜん駄目デス!今からハノン(基礎練)やりなサーイ!!」

まさに「ぎゃぼーーー!!」な状態。 (のだめ読んだことない人には意味不明な擬音ですみません。。)
とにかく妥協を知らない完璧主義者。先生のオーケーが出るまで新しい曲は貰えないし、一年で3曲できれば上等でした。まぁ、正統な音を出せるようになるためには必要な訓練だったのですけれどね(※)。練習は厳しかったけれど、先生のお陰で台湾やシカゴへ演奏旅行に行ったときには観客に
「あなたのピアノはルビンシュタインのようだ」
と言って貰うことも出来た訳だし、感謝・感謝なのです。(ルビンシュタインは私の敬愛するピアニストなのです)
まぁ、「のだめ」を読んで思い出したのはそんな汗と涙と怒号の飛ぶ(?)青春時代。私も、のだめ位にピアノを愛していれば今とは違った道を歩んでいたんだろうなぁ…と思うけれど、そんなことを考えても時既に遅しな訳で。あまり考えないようにしています。結局、「ピアノが全て!」と思えなかった自分がいけない訳だし。

「日本に帰国なんかしないで私の家に下宿しなさい!まず、ジュリアードに入りましょう。ericaさえやる気があれば私はericaを一流のピアニストにしてみせマス」

李先生は有難くもそんな風に私の帰国を引き止めてくれたけれど、先生の言っていることは何だか私には現実味がなくて、先生の言葉も自分の才能も全く信じられなった。(というか、私は当時この李先生がどれほど凄い先生だったかということすらも全く認識していなくて、帰国してから驚愕する羽目になる訳ですが)私の帰国後、中国に戻られた李先生は、上海音楽学院で教鞭を執りつつ国際コンクール優勝者を多数輩出しているようです。(今はまたアメリカに戻っているみたいだけど)

そんな先生の言うことを信用出来なかった自分の浅はかさには全く閉口してしまいますが、後悔先に立たず。過去の失敗から得られるのは教訓だけです。

と、いう訳で。私は自分の人生、これ以上後悔はしたくないのですね。今の目標は弁護士になることだから、どんなに遠回りになったとしても目標は達成したいなぁ…。頑張ろう。根性なしだけど(おい)

で、自分の進路が見えてきたらまたピアノを再開するんだぁ。自分の指が思い通りに動かない上、思い通りの音が出ないことで苛々するのは目に見えているけれど。一年くらいリハビリをして、自分の弾きたい曲を楽しんで弾けるくらいには回復させたいね。んで、いつか李先生のところに遊びに行こう。うん。



というか、「のだめ」を読んでこんな色々考えてしまった私って一体…。。そろそろ近くの喫茶店に行って、モーニングでもしようかな。喫茶店にでも行って勉強しないと絶対寝てしまう。 ←徹夜明け

以上

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(※)ピアノを聴きなれていない人には判らないのですが、ピアノには「遠くまで透る音」と「そうでない音」があります。前者は、どんなに小さな音でもホールの隅々まで均質に響き渡るのに対し、後者は、小さな音になってしまうと音源から離れるに連れて音が滲んでしまうのです。イメージとして言うなら、前者は芯の詰まった密度の高い音ということです。そして李先生はそういう音を「正統な」音と言っていたのですね。
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erica/anego

  • Author:erica/anego

  • 都内某大学法学部卒。
    弁護士目指して法律のお勉強中。もっともこのブログで法律に言及することは殆どありません。この場は基本的に、頭を使わない場として私の中で位置づけられているので、何かを主張するというよりは、備忘録的に日々の記録を展開しています(不定期更新)。こんな非生産的なブログですが、息抜きがてらに遊びにきて貰えれば幸いです。

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